たんたんたんとした日々のこと

障害のある子供たちと過ごす日々のことを綴っています。

叱ること。

時には子供を叱ることもあります。

やんちゃ過ぎて調子にのりすぎてしまったり、他の子やスタッフに対して手が出てしまったり。

そんな時はやはりそのままにしておくことはできません。

でも叱ることって難しいです。その子が何を思ってそういう行動をとっているのか、正確なところはわからないのです。

これは障害のあるなしとは関係ないのかもしれません。

全く別な価値観をもっているかもしれない相手に対して何かを強要することってどうなんだろう。自分の基準が正しいなんて保証がどこにあるのだろう。

そんなことを考えてしまうせいか、「叱る」というより「お願いする」になっています。弱腰ですね。

でも「叱る」ことが「脅す」ことになるよりは良いのかな、なんて思ったりもします。

子供にとって大人は圧倒的に強い存在だと思います。

力で強要されれば、いつかその子が大きくなった時に同じように他人を力で強要しようとするのではないでしょうか?

長い目で見た時にその子にとって最善の方法は何なのか、日々模索です。